映画には実に多くの人が参加しています。桃井監督のこの作品は、まあまあ大きい方なんだそうです。大体70人近くの人が参加しています。どんな部門があるのかというと…
□撮影部
クレーンに乗ったり、重そうなカメラを担いだり…。体力がないとできなさそうです。
□照明部
ライトだけでなく、ミラーや黒いプラスチックの幕(?)を駆使しています。重そうな機材が多いからなのか、昼休みに筋トレをしている姿を見かけます。
□録音部
録音の仕事をしていると超音波とかが聞こえるようになるのかな?と思って聞いてみたらそんなことはないそうです。
桃井監督はもちろんですが、この現場にはオシャレな人々が集っています(一方でマルコメの人も多いです、なんで?)。
写真の照明の中村さんはモデル体型&毎日の服がカッコイイ!こんなお父さんが授業参観に来た日にゃ、周囲のお母様方が失神することは間違いありません。チョイワル雑誌の「LEON」が取材しないのはおかしいと思います。
さて、中村さんはスタイルだけでなく、照明技術もスゴイです。
映画の撮影について何も知らなかった私は、映画の朝・昼・晩を照明で表現しているのを知りませんでした。スタジオの屋根をガーッと明けて、朝のシーンは朝に撮るのかな?と思っていました。無知って恐ろしいです。そんなことをしていたら、24時間スタジオで暮らさなくてはなりません。
照明部さんが光と影を調節すると、そこに夕方や朝靄が出現します。計算しつくされた光の技です。一体どんな勉強をすると、こんなすごいことができるのでしょうか?
ところで、セットの中で深夜なのに朝のシーンをやったりなどすると光を浴びて、ホルモンがカンチガイして毛がいっぱい生えてくるそうです。それだけ、照明部さんが完全に朝の光を創り出しているということなんでしょうねぇ。
このコワそう…じゃなかった、サングラスの似合う渋い方は撮影監督の釘宮さんです(よく考えたら、変わった名字やな〜)。映画『蝉しぐれ』で第29回日本アカデミー賞優秀撮影賞の実力派!
確かにこの写真は少しばかりコワモテ気味ですが、素顔は人なつっこい笑顔が素敵なお方!寡黙にお仕事に取り込まれるその背中には、職人の雰囲気が漂います。または、縁側で刀を静かに磨き上げる武士のようでもあります。
釘宮さんがカメラを向けると、目の前にあるセットがファンタスティックな世界に見えたり、逆にとても現実感ある風景に見えたり…。釘宮さんがレンズ越しに見せてくれる世界は、ひとつひとつ雰囲気があっておもしろいのです。
普段、自分が見ている世界も観点や見る位置を変えてみると、新しい発見があるかもしれへんな〜と思いました。